中古売上ランキング2020BEST 部門別 その2~「ホビー」「メディア」「PC・携帯」~
2020年02月06日
中古売上ランキング2020BEST
リサイクル通信 1月10日号で紹介した「中古売上ランキング2020BEST250」のデータをもとに、主要6商材及び「チェーン売上」「成長率」「ネット売上」「チェーン店舗数」の全10部門のランキングを紹介する。
中古売上ランキング2020BEST
部門別 その2
「ホビー」「メディア」「PC・携帯」
「ホビー」部門のトップは駿河屋を運営する「エーツー」売上高は147.8億円と圧倒的な強さを誇る。売上の前年比は44.8%増と驚異的な成長を図り、2位以下を大きく引き離す。2位の「まんだらけ」が横ばいで推移する中、3位に食い込んできたのは「ブックオフグループホールディングス」だ。「AKIBAリバティー」を運営するクオークが本紙推計では売上を落とし、順位が入れ替わった。ホビー部門は、ブックオフが3位に食い込んでいるものの、専門のリユース企業が上位に名を連ねている。
「メディア」部門は、前回と変わらず上位2社が圧倒的な強さを誇っている。トップは古本に強い「ブックオフグループホールディングス」で510.9億円。次にゲーム機等に強い「ゲオホールディングス」が444.0億円(本紙推計値)で追走する。注目は初登場で5位にランクインした「上新電機」だ。ゲーム機を主体に扱っており、今後上位に食い込んでくる可能性がありそうだ。
商材別の最後に「PC・携帯」部門を見ていこう。トップは「ソフマップ」で83.7億円(本紙推計値)。前年より大きく売り上げを落としたものの、トップの座を守った。収益改善を図った同社は、小型の「ReCollection」の出店を加速させている。また、ネット販売サイト「リコレ!」も好調に推移しており、今後は売上の上昇が見込まれている。2位は、「ハードオフコーポレーション」が70.2億円でランクイン。3位には、「イオシス」が59.7億円。
第480号(2020/1/25発行)11,12面