《本紙緊急調査》リユース企業、新型コロナ4割が売上に影響

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《本紙緊急調査》リユース企業、新型コロナ4割が売上に影響

2020年03月27日

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新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、リユース市場にも影響が広がっている。本紙で緊急アンケート調査を実施したところ、前月において既に売上に影響があると回答した企業が4割にのぼった。また今後の先行きを不安視する声も多く、より影響範囲や度合いが広がっていく可能性もありそうだ。

訪日客、外出自粛で来店客減少

調査ではリユース事業者を対象に2月の売上への影響を聞いたところ、「既にある」との回答が42.4%にのぼった(下グラフ参照)。また、「現在はないが、これからありそう」との回答も40.7%を占めており、合わせて約8割の事業者が新型コロナに関連して売上に影響があると感じていることが分かった。

コロナによる売上げへの影響と度合い

40%以上減収の事業者も

売上への影響が「既にある」と回答した事業者に売上への影響度を聞いたところ、9割近くの事業者が減収となった。最も回答が多かったのは5%以上~10%未満の減収だが、40%以上の減収と大きな打撃を受けている事業者も少なくない。減収の要因で多く挙げられたのが訪日外国人客の減少や外出自粛や在宅勤務等のリモートワークが広がったことで来店客が減少したことだ。

ネット販売好調 巣ごもり需要で

ただ、1割強は「売上が伸びた」と回答。外出がしづらい状況の中、「実店舗に足を運ばない分、ネット販売の売上が好調」、また巣ごもり需要により、中古ゲーム関連の販売が伸びているようだ。

3月に入り一斉休校の影響で「スタッフが欠勤せざるを得ず、人手不足で困っている」といった声や、円高が進行していることもありブランド品等を扱う事業者からは「中古市場の相場下落がとても不安」と先行きを不安視する声が多く集まった。

緊急アンケート調査は、3月10日から16日までの期間で実施し、186件の回答(有効回答172件)を得た。

第484号(2020/3/25発行)1面

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