買取王国、子育て女性向けの新業態 古着やベビー用品など
2020年05月11日
『買取王国(愛知県名古屋市)』は5月1日、子育て女性向けの新業態「RE&」1号店を愛知・長久手に出店した。レディース衣料、ベビー・キッズ用品、化粧品、美容家電、キッチン用品等の中古品を販売している。これまで男性向け商材に偏りがちだったが、同業態を足掛かりに女性顧客獲得を図る。
RE&の外観店舗
同店は売場70坪程を有するロードサイド店舗。単価1000〜1500円程度が中心となる衣料が売場の半分を占める。出店に当たって買取王国既存店で集めたレディースや子ども用品を初期在庫とし、今後は店頭でも買取りしていく。
「長久手は、日中に名古屋で働く方々がベッドタウンとするようなニューファミリー層の多い街。近くにはイオンやイケアなど家族連れが集う商業地もあり、当店にも集客が見込める」(嶋本匡能 営業本部長)
嶋本匡能 営業本部長
近年はフリマサービスの台頭もあり、同社では古着の売上が昨対を割るなど影響を受けている。また古着の売上は8割程がメンズであることに加え、ほか主力商材もホビーや工具など、男性向けだ。
「RE&はスタッフも女性ですし、店内外にもベージュや茶系を取り入れ入店しやすい雰囲気を作るなど、これまでの買取王国にはない色のイメージで装飾を」(嶋本氏)。生活に負荷のかかりやすい子育て女性をターゲットとすることから、リーズナブルに打ち出していく。「既存店と比べても低コストのため、想定年商も既存標準店の半分程度。反響がよければ複数店展開もしたい」(同氏)
第487号(2020/5/10発行)2面