ブランドオークション最前線Vol.2 新型コロナで変わる常識~STAR BUYERS AUCTION~
2020年05月18日
新型コロナ感染拡大の影響により、手競り形式のオークション開催が中止を余儀なくされる中、ネットオークションが注目を集めている。4月から手競り形式からオンラインに切り替え注目を集める『バリュエンスジャパン(東京都港区)』が運営する「スターバイヤーズオークション」に開催の手応えを聞いた。
STAR BUYERS AUCTION(バリュエンスジャパン)
リアルと相場変わらず高評価
STAR BUYERS AUCTION(バリュエンスジャパン)
第一販売推進部 井元信樹部長
ーー完全オンラインで初めて開催しましたが手応えは。
井元 社内ではオンラインでもいけるんじゃないかとポジティブな評価をしています。手競りとオンラインを比較して、自社の荷物の粗利率の変化がなかった。下がると思っていたが、上がったものもある。
ーー落札率は。
井元 落札率は時計以外で90%前後。手競り時は95~97%のため、さほど落ちていない。無理をして売らなかったのも影響している。
ーー思ったよりは高い印象です。
井元 参加者は手競りの時より、1.5倍に増えました。これまでジャンルによっては買えなかった方が買えるようになったことが影響しているかと。1商品当り平均で6ビット、つまり...
第487号(2020/5/10発行)9面