ハードオフファミリー、「店舗の活気づけを推進」
2020年05月23日
新社長訪問
年商30億円でハードオフ100%子会社の『ハードオフファミリー(千葉県白井市)』では3月1日、黒須孝司氏が社長に就任した。同氏は店舗の活気づけを推進する。
黒須孝司社長
黒須新社長は繁盛店の条件として活気が欠かせないと説明する。施策として、二月に一度、10名を超す統括店長クラス以上の従業員と一対一で面談を行い、余裕があれば全社員とも実施を予定する。意見の吸い上げや実店舗に求められる「活気」のあるスタッフ像の共有を行う。
オフハウス、モードオフ、ブックオフ業態の責任者を歴任した黒須社長は、従業員とのコミュニケーションに注力。取組の一つとしてお客を巻き込んで行う店内マイクパフォーマンスに従業員の参加を促した。黒須氏が音頭を取り、従業員は持ち場の商品の説明や自己紹介などをし、協同意識を高めることに成功したという。マイクパフォーマンスは「市場の競りのような盛り上がりを実現した」と話す。「活気があれば店舗に人が集まる。さらにパート・アルバイトさんの社員登用にも良い影響を及ぼすと思う」(同氏)
第487号(2020/5/10発行)18面