《リユース店営業状況》緊急事態宣言解除で再開へ
2020年06月02日
時短を継続、買取一部で制限も
GW明け以降、臨時休業のリユース店舗が徐々に営業を再開しつつある。一方で通常営業を再開できた店舗は少なく、時短営業を続けている店舗が大半だ。なお情報は19日のもので、変更となった可能性がある。
緊急事態宣言に対するリユース各社の動き(2020年5月19日時点)
各社時短で営業再開 緩和の一方で感染対策も
4月に全店臨時休業を行ったコメ兵、ワットマンやブランド買取店のベストライフが営業を再開した。GW期間に休業した企業も、現在は営業を再開している。またブランド商材を扱うリバースデーは7日から通常営業に戻り、例年通りの客入りとなっている。
またブックオフでは、休業していた大規模店「スーパーバザール」や買取専門店も営業を再開する一方、お客にもマスク着用を要請し、立読みを禁止。トレファクは買取量やトイレ利用を制限する等、緩和ムードの一方で、各社とも感染防止対策を継続している。また、テナント店を中心に休業が続く。
オンライン化が加速 社会支援も
ネットに注力する企業が新サービスを始めている。「なんぼや」のバリュエンスジャパンでは、在宅で査定ができるオンライン買取サービス「クイックセル」を開始すると発表した。また、鉄道模型のポポンデッタではECの「臨時通販店」を設置。画像はなく、商品ランクのみの簡素な表示だが、6月より新たなEC店を開設するとしている。
社会支援の動きも見られる。バイク王&カンパニーでは農家支援のため、計3トンの野菜を買い上げ、従業員と家族の計935名に支給すると発表。またアップガレージでは5月末まで、医療従事者向けに自動車のパーツ交換を無料で行っている。
第488号(2020/5/25発行)11面