リユース市場予測2021~市場を読み解く5つのキーワード~

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リユース市場予測2021~市場を読み解く5つのキーワード~

2021年01月19日

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コロナ教訓に原点回帰、買う力を磨くべき

新型コロナの影響で市場環境が昨年、一変した。その影響をリユース市場も大きく受けており、一大転換期を迎えている。本紙では5つのキーワードをもとに、市場の動向を予測した。買取の強化など原点回帰が求められそうだ。

個人事業主の存在感高まる

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、リユース市場において最も大きな変化が起きたのがブランド品を扱う古物市場だ。これまでの手競り主体の方式からネット型のオークションや入札制へと大きく切り替わった。「もう手競りには戻れない」とある市場主催者は話す。ブランド品だけでなく、骨董品や道具類を扱う市場でもネット化が進み始めており、今後も広がっていく可能性がありそうだ。

ネット化によって、地方や小売り事業者、個人事業主の参加がしやすくなった面がある。特に個人事業主は、副業化の流れも後押しとなっており、オークションへの参加者が増加傾向にあるようだ。

個人事業主の間では割安な店頭品を仕入れてネットで売る「せどり」から、フリマアプリの拡大により、ネットで仕入れてネットで売る「電脳せどり」が増えている。これが古物市場にも流入してきているようだ。移動することなく自宅等でできるため、個人事業主の存在感が高まりそうだ。

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第503号(2021/1/10発行)28面

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