コロナ下では、引き続き「密」を避けられるアウトドアでの余暇の過ごし方が広まっている。地方で賑わいを見せる2店舗を紹介する。
中古アウトドア熱はまだまだ地方で賑わい見せる
森の遊人
道北2万弱の都市に立地「それでも来客絶えない」
並ぶ中古アウトドア用品は委託で販売
中古アウトドア店「森の遊人」(北海道士別市)がこのほど開店し盛況している。役所に勤めていた工藤博文店主は、リタイア後に同店を開業した。人口が2万人弱という士別市だが「毎日7~8人ほどが絶えず来店している」という。(工藤氏)
「森の遊人」は北海道士別市にある
店内には約300~350点の商品を並べている。委託販売制を導入し、お客が指定した販売価格の30%分を上乗せしてその分を同店が徴収する仕組みだ。キャンプグッズを中心に揃えるほか、釣具も扱う。
「できるだけ長く続く」店にしたいとの思いから、仕入れ負担が低い中古品を選んだ。また一般的な新品アウトドア品は高価品であり、お客にとってその敷居を低くするため中古は最適だと話す。
第507号(2021/3/10発行)8面