多くのリユースショップが査定の窓口として用意するライン査定。各社とも買取の成約につながるような工夫を行っている。今回はブランド買取、工具、質店、レコード各社が実施しているラインの実態に迫る。
- 調査項目
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1商品構成2従業員数3問合せ数4成約率5成約単価6運用体制7友達数8誘導方法
ジャックウィズ
1ブランドバッグ、ブランド時計、金プラチナ、宝飾等 | 2不明 |
3月間約70件 | 4うち4割が店頭持込へ |
5数百円~数十万円 | 6店舗スタッフが都度対応 |
7576人(4/6現在) | 8HPやSNS、店頭での告知 |
20~40代中心に月70件依頼
菅野貴志 専務取締役
ブランドや貴金属類等の買取販売を行うジャックウィズ(宮城県仙台市)は昨年8月にライン査定を導入し、月間約70件の査定に繋げている。うち全体の4割が店頭持込まで至り、そのほとんどが成約。20~40代の男女が利用客の大半を占め、今後も「査定のしやすさ」からライン査定への誘導を進めていく考えだ。
ライン査定を導入した背景は、コロナによる持込件数の減少を補うためだ。査定上限点数は設けず、概ね1~6点ほどが依頼される。お客からのレスポンスは早く、翌日には店頭持込に至ることも。また、同社はHPからの集客を中心としており、新規客の9割ほどがHP経由だという。「各スタッフがラインの通知を確認してから10分以内に返信するように努めている。深夜の問合せもあり、それは翌日に対応する。正直言ってライン査定をもっと早くやればよかったと思う。成約率も堅い」(菅野貴志専務取締役)
第510号(2021/4/25発行)13面