新型コロナの感染拡大で、ビデオ通話を用いて非対面で買取査定をするサービスが広がっている。商材構成や成約率、成約単価などを聞いてみた。
- 聞き取り項目
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1使用しているツール2ビデオ通話査定での取扱商材の構成3成約件数/実施件数4成約単価
リファレンス
1Remo Conference(リモカンファレンス) | 2 |
30/3(0%) ※昨年8月~今年3月末 |
40円 |
越境向け接客ツールとして活用、7割の成約
ブランドバッグなどの買取販売を行うリファレンス(兵庫県神戸市)では昨年8月よりオンライン会議ツール「リモカンファレンス」の運用を開始している。主な狙いとしては、海外販路の拡大に向けた越境向け接客ツールとして活用している。同社HPより、アカウントを作成することで利用できる。
運用は通訳ができる本社スタッフと店舗スタッフ数名で店舗在庫の試着や商品を実際に提示しながら行う。月5件ほどの問い合わせがあり、成約率は7割と高い。
同社では買取実績としてはまだないが、店舗に行けない遠方の方から、商品についての相談やリモカンファレンスのサービス内容についてなどの問い合わせを3件ほど受けている。
買取に繋がらないケースとして古賀健人氏は「顔が見えるビデオ査定に抵抗感を感じる方が多いように感じる」と話す。
古賀健人氏
第511号(2021/5/10発行)11面