第81回 買い手も売り手も得する「二番手制度」
コロナ禍を契機に、この一年間でスタンダード化した感のあるオンラインオークションや入札方式。手競りの熱気が無くなって久しいと思うこともありますが、それぞれに利点があり、コロナが収束しても定番のオークションスタイルとして根付くのではないかと思っています。
その中でも入札方式に関しては、入札してしまえばその後に競りや集計で拘束されることがなく、買い手にとっては効率よく時間を使えるため、特に一回の市場で多量の仕入れを行う企業に重宝されています。
入札方式特有のユニークなルールが「二番手制度」です。入札方式がメジャー化してきた今、あらためてこの制度についてお話したいと思います。
第512号(2021/5/25発行)14面