【2021年上半期】リユース業界、話題のニュースを振り返る【ランキング】
2021年06月30日
2021年の前半が終わった。リユース業界も、この半年で大きな動きが複数あった。本記事では大きな動きと思われる記事5本を独自にセレクトした。また1月から6月末に掛けてページビュー数(=PV)の多かった記事をランキング形式で紹介する。
上半期のビッグニュース TOP5
この章では2021年1月から6月にかけて起きた、リユース業界にとって特に大きなニュースをランキング形式で取り上げる。
1 エーツーが京商を買収(4月25日20面)
「駿河屋」など中古ホビーを扱うエーツー(静岡県静岡市)が3月、ラジコンメーカーの京商(神奈川県厚木市)の全株式を取得、子会社化した。
今後、エーツーと資本業務提携を行っている丸井や日販グループの店舗、駿河屋などのネット販路で京商製品を販売していく。
2 FC大手の大黒屋&大吉が古物市場参入(2月25日1面、4月10日24面)
オンライン古物市場が普及し、買取フランチャイザー主催のオークションが増加した。
5月から、大黒屋「DKオークション」エンパワー「ダイキチオークション」がそれぞれ開始。独自に販路を用意することで、加盟店の支援や他社との差別化を図っている。
3 ブランドオフがFC展開を開始(3月25日1面)
ブランドオフは3月より、買取専門店のFC展開を開始した。3年で100店舗体制を目指す。買取時に同社が開発を進めるAI真贋が使えることが強み。
また親会社であるコメ兵HDは6月に戦略発表会を行い、コメ兵屋号でも直営で店舗展開を行っていくことを発表している。
4 バリュエンス、海外進出を加速(3月10日1面)
バリュエンスHDが海外展開ラッシュを仕掛けた。東南アジアと欧州を含め、記事発表時点で8カ国に展開。日米、フランス、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピンに出店した。
現在はイギリスとトルコ、ドバイ、韓国にも店舗を拡大している。
5 コンテナ不足で輸出滞る(1月25日7面)
中国がコロナの流行期を抜け出し、産業が再稼働したことを受け、中国にコンテナが集中。これにより世界中でコンテナ不足が起こり、コンテナ1本の輸送費が3〜10倍に値上がりする事態となった。
リユース企業の中には東南アジア向けに輸出を行う企業が多い一方、輸送費の高い荷物の輸送に対して船会社は船を提供する傾向があるため、苦戦する企業が増えた。
現在もコンテナ不足の余波から、通常時よりも若干送料が高い状態が続く。
PVランキング TOP5
この章では、2021年1月から6月にかけ、「リサイクル通信」電子版ページのアクセスが多かったニュースをランキング形式で取り上げる。なお対象となる記事は2020年後半~2021年前半に公開されたものとしている。
1 オンライン古物市場(ネットオークション)おススメ一覧(2021年版)
2020年より急速に拡大したオンライン完結の古物市場の中から、定評のある市場を12ヶ所選定してお伝えする。オンライン古物市場のメリット・デメリット、開催方式の違いなども解説する。
2 トレカ高騰の謎、国内でも「100万円超え」続々...海外は「ポケモンカード」人気
コロナ以降、トレカの高騰が顕在化している。ポケモンカード、遊戯王などの中には数百万円、数千万円の値段を付けるものも出てきた。その理由を紐解いていく。
3 古物市場とは?初心者向けに参加方法を解説(2021年版)
リユース事業者が何かと利用することの多い「古物市場」ですが、副業ブームなどで新たな層の参入が増加している。
リサイクル通信の情報をもとに、これから古物市場を利用したいという方向けの解説を行った。
4 中古(リユース)売上ランキング2021BEST250(2019年度実績)
中古売上ランキング2021がまとまった。リユース企業の2019年度実績を基に250社を紹介する。シュッピンが9位に躍進するなどトップの顔ぶれに変化が出てきている。
ゲオHDが不動のトップで、中古売上は約160億円伸ばし1223.1億円。4位から大黒屋を抜き3位となったのは、20年10月よりホールディングス体制となったコメ兵HD。
9位にはシュッピンが浮上。実店舗「Map Camera」とオンライン双方でカメラを中心に売買を行い、増税前の駆け込み需要もあって中古売上は昨年比17億円以上の増加となった。
5 リユース・リサイクル業界の動向と将来性を専門紙が解説(2021年版)
近年注目を集めるリユース・リサイクル業界とはどんな業界か、その動向と将来性について、リユース業界専門紙を発行する「リサイクル通信」が解説を行った。
業界の特性やビジネスモデルから市場規模、将来性まで詳しく紹介している。
リユース・リサイクル業界とは?といった基礎的な部分と、主な業界の特性、主なビジネスモデル、業界の大手企業、市場規模と動向、将来性にまで踏み込んで解説する。
7月「売上ランキング」最新版を公開予定
2021年7月25日号では、各社20年度の決算をもとに売上をデータ化した「売上ランキング」公開を予定している。
新型コロナウイルス感染症拡大を反映したデータとなり、コロナに関連して大きく変化した生活様式が数値でわかるようになる見通しだ。
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