ピズ、中古農機具店の古書店が軌道に乗る 広い倉庫を有効活用

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ピズ、中古農機具店の古書店が軌道に乗る 広い倉庫を有効活用

2021年08月28日

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中古農機具店のピズ(石川県小松市)では数年前から乗り出した古書店が軌道に乗り始めている。農機具用に借りている広い倉庫の土地を古書店「キヅキブックス」にも活用している。

古書も売る中古農機具店

広い倉庫を活用し

古書も売る中古農機具店

中古農機具店のピズ中古農機具店と古書店を展開

廣瀬裕一代表は「倉庫が800㎡もあり、それ活かせないかと古書店を始めた」と参入の背景について説明する。農機具は常時60~80機ほど揃え、月間で約25点を販売する。農業従事者が引退するタイミングで仕入れ、購入客は買換え時に訪れるという。一方の古書店は蔵書が6000冊ほどで、そのほとんどが絵本。「絵本は50年経っても版を重ねるような商品もあり、価値が目減りしない」(同氏)という理由からだ。

売上の大半は農機具販売だが、近年古書組合で理事も務めるなど、古書店業にも力を注ぐ。同事業は自分で業務の裁量が決めやすく、また好きなものを扱っているため、多少のオーバーワークは苦ではない。「コアなファンがいてニッチな需要も見込める」(同氏)

廣瀬裕一代表廣瀬裕一代表

第518号(2021/8/25発行)5面

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