LOOP、中古家具のアップサイクル販売店をオープン
2021年09月28日
中古家具の販売・修理等を行うLOOP(愛知県春日井市)が9月4日、アップサイクルの販売店「リバイブモブラープロジェクト コンセプトショップ」を開店した。同社は5年前からアップサイクルを行っており、昨今の環境意識の高まりを受け開店を決めた。
中古家具のアップサイクル店
環境意識の高まり受け
読書室も備えている
店舗では、引き取った家具を分解し材料に戻してから家具や雑貨を作り直し、販売している。「これまでネット販売のみだったが、昨今のSDGsやカーボンニュートラル(温室効果ガス実質排出ゼロ)の動きなどを見て、実店舗に舵を切った。環境意識の高い若者が増えている印象。昔の家具は良い材料から作られているため、良質な商品が出来上がる」と四方幸作社長は説明する。
商品の種類は、トレイ、棚、机、椅子、ウォールミラー、ボックス、キーホルダー、ペン立てなど。販売単価は500円~8万円ほどと幅がある。ターゲットは30代前半。売場面積は40坪で、常駐スタッフがいる。また、ワークショップの開催も予定しており、廃材からものを作るアップサイクル体験ができる。今後について四方社長は「温暖化や気候変動に関心の高い人たちが集まる一つのコミュニティーになれば」と話した。
四方幸作社長
第520号(2021/9/25発行)4面