埼玉・戸田で毎週金曜に道具競り、第2・4土曜に骨董競りを催しているのが大塚百貨市場(東京都豊島区)だ。「リサイクルアスカ」や「あすか美術」を営む中武督社長が立ち上げた市場で、26年の歴史がある。
ヤド荷少なく、会員のウブ荷多め
「月間5~600万円。何でもある」
大塚百貨市場は毎週金曜に道具競りを開催
金曜の道具競りは10時にスタートする。まずは倉庫の外にある商品を捌いていく。取材をした9月24日には、マッサージチェアが3500円、オフィスチェア7台が4500円、オフィスデスク4台が1万円で落札されるなどした。そこから30分ほどが経過し、倉庫の中で小物の雑貨や家具・家電、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、ソファーなどの大型品の競りに移る。
落札価格は全体を通して、数千〜1万円未満がボリュームゾーンだが、この日は時計ケースのユーロパッションウォッチワインダーが4万5000円で落札されるなど、会場を沸かせた。
第521号(2021/10/10発行)13面