ポイントサイト「ハピタス」を運営するオズビジョン(東京都千代田区)では、買取アプリ「Pollet(ポレット)」を運営する子会社と連携したリユースサービスに乗り出している。350万人もの、ポイントを貯めてお得な買い物を好むサイト会員に、不要品買取のアプローチを始めている。鈴木良社長に話を聞いた。
350万人の〝ポイ活〟会員にリユース促進
買取アプリ「Pollet」を業者の集客プラットフォームに
オズビジョン 鈴木良社長
── ポイントサイト「ハピタス」には様々なEC事業者が参加し、中には中古品販売のサイトも入っています。改めてどんなサービスですか。
鈴木 ハピタスは、350万人の会員と3500社のEC事業者をマッチングしているポイントサイトです。小売りのECやサービスのECが入っています。ハピタス上には、提携しているEC事業者のバナーがあり、ユーザーは「ポイントを貯める」をクリックしてログインすると、その後は事業者が運営しているECサイトに入っていきます。ハピタスを経由して商品やサービスの購入をすると、ハピタスの中でポイントが発生するので、それを現金やAmazonギフト券、他社のポイント、あとは航空会社のマイルや仮想通貨に交換できます。子会社が運営している買取アプリ「ポレット」にもチャージができます。
── ハピタスを利用しているのは。
鈴木 ネットでのお買い物や旅行がお好きな方が多く、ポイントを貯めることを楽しんでいる方々です。マイルや楽天ポイント、PontaポイントやTポイント、PayPayボーナスなどを大分理解してハピタスを使っていただいている方々が多い印象です。業界ではポイ活ユーザーと呼ばれ、ハピタスのユーザーは6割くらいが女性、4割くらいが男性という比率です。
第522号(2021/10/25発行)9面