ウサギ商店、着物リメイクで起業 「ジェンダー平等」の観点から社会貢献したい
2021年11月01日
着物リメイク服を販売するウサギ商店(愛知県東海市)は12年に開業した。下村尚子店主はそれまで事務のパートをしており、事業として針仕事をするのは初めてだ った。今ではパートを複数名雇い、メディアから取材も受けるなど、成長している。
地方テレビ番組でも取り上げられ
ウサギ商店
女性が活躍できる場に
「SDGsの目標12『つくる責任 使う責任』で取材してもらうこともあるが、今後は目標5の『ジェンダー平等を実現しよう』の観点からも社会に貢献したい」と下村さんは話す。
同店では在宅で服を縫う人や着物をほどく人などを雇っている。そのすべてが女性で、裁縫の前知識がなくとも、みるみるうちにスキルを習得していくという。「ミシンがあれば家でもできる仕事。在宅生活が続く今の時代に向いているのでは。いつかはここから巣立っていかれるといいなと思う」と下村さん。経理や発送業務は定年退職をした夫が担当している。
第522号(2021/10/25発行)15面