先月30日に、緊急事態宣言が全面解除されました。地域によって差はあれど、今年4月から実に半年近く続いていたと考えると驚きです。まだまだコロナ感染症対策は生活から切り離すことはできませんが、それでもひとつの区切りとなったのかなと思います。
さて、前回の小欄で国内のブランド古物小売が緊急事態宣言によって集客に苦しんでいるといった声があるとお話しました。宣言が明けた今、市場は好転しているのかというと、本稿執筆時点(2021年10月上旬)では、まだそれほど明るい声は聞こえていません。とはいえ、解除してから2週間も経っていませんし、世間ではコロナ禍で使えなかったお金を積極的に使おうとする「リベンジ消費」にも注目されています。これから徐々に客足が戻っていくのかもしれませんね。
第522号(2021/10/25発行)19面