クロノピース、「チラシ」を用いたコミュニケーション ネガティブな情報もポジティブに

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「バイヤー道」

クロノピース、「チラシ」を用いたコミュニケーション ネガティブな情報もポジティブに

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バイヤー道

買取現場でのエピソードから、接客ノウハウを引き出すこのコーナー。リユース企業でのバイヤー経験後、今年6月に出張買取で独立したばかりというクロノピース(千葉県千葉県)のシィージャンク健太さんに話を聞いた。

「チラシ」起点に会話絶やさず

カメラ買取1000円が一気に40万円に

クロノピースシィージャンク健太代表

クロノピース シィージャンク
健太代表
高校卒業後、4年半リユース企業に勤めて、出張買取バイヤーを経験。今年に入り独立し、6月に出張買取の「クロノピース」事業を立ち上げた。「アンティーク専門買取」「時計ジュエリー鑑定」をウリにしている。時計やカメラ、電化製品の査定から始まり、お客の要望を受けて総合的に買取りに応じている。アポイント電話で案件を獲得し、月に90件程度の出張買取を千葉と茨城を対象に行っている。1件あたりの平均買取額は2万3000円程度。

ネガティブな情報をポジティブに変える

クロノピースでは時計、カメラ、電化製品などの売却意欲のある顧客を案件化し、訪問先であれこれとほかのニーズを引き出す。

この話はつい今月のことだ。70代男性から査定してほしいカメラが1つだけあると言われ、お家に伺った。玄関マットにちょこんと置かれた、オリンパスの小型フィルムカメラ。見た感じ、古そうで状態も悪く、買い取れて1000円という品物。シィージャンクさんはいつも通りに名刺と「買取チラシ」を渡して挨拶をする。このチラシを用いたコミュニケーションが、後に買取額40万円以上の案件に化けたのだ。

  • 買取点数を増やすコツ
  • 買取点数を増やすコツは、何が買い取れるかが一目でわかるチラシを最初に渡すこと。

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第522号(2021/10/25発行)18面

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