縁、大阪で「書画」の新規市場
2021年11月10日
美術・骨董品の国内外ネット販売で年商6億円強を上げる縁(大阪府大阪市)が、書画専門の古物市場の運営に乗り出す。初競りは来年1月30日。以降も毎月30日に開催する(2月と12月は休会)。本社が入る南船場にあるビルの別フロアを会場に、手競りで行う。掛け軸を対象とし、1回2000本で出来高3000万円を目指す。
掛け軸の書画を専門とする市場を開く
来年1月から毎月開催
名称は「御堂会」。自社荷のほか、美術・骨董の同業者やリユース事業者から売り手を広く募り、多くの荷物を集める狙い。従来、同社もまた全国の書画市からの仕入れを主としてきたが、ネット販売が伸びていく中で商品が不足気味だったという。自社で市場を開くことで積極的に買い支え、物量確保を図る。
第523号(2021/11/10発行)1面