とこらぼ、地域の不用品を無料回収 幅広い世代が集まる拠点に
2021年11月30日
とこらぼ(広島県廿日市市)は地域のアップサイクル、そしてリユースの拠点として注目を集めている。特徴は年齢を問わず地域の人を集め、コミュニティーとして機能していることだ。地域振興の新しいロールモデルとして、今後広がっていくかもしれない。
地域の人が集まる場となっている
「左官の頃から建築廃材をどうにかできないかと思っていて、仕事とは別でアップサイクルしていた。それが徐々に今の仕事に繋がっていった」と金澤萌代表は話す。
数年前に関東から故郷の広島にUターンし「アップサイクルステーション ナガスタ」を開いた。地域から無料で回収した不用品をリユース品として再販しながら、アップサイクルのワークショップも開催している。活用する廃材として、タイルや玉ねぎの皮を使用するなど、個性的な取組が注目を集め、地域経済誌や地元テレビ番組などで取り上げられた。
第524号(2021/11/25発行)20面