パシフィックネット、中古PCのネットオークション事業へ進出
2021年12月07日
法人向けにIT資産のライフサイクルマネジメントサービスを提供するパシフィックネット(東京都港区)が、中古PC等を競るネットオークション事業に乗り出す。レンタルアップ品を中心に年間約12万台の自社在庫を出品予定。正式開始は来年3月で、これに先立ち今月から買い手の募集を始める予定という
中古PC競売、来年3月から
年12万台の自社在庫を出品
オークションで落札された中古PCの出荷準備がされている様子(大田区の東京テクニカルセンターにて)
名称は「PCNETオークション」。専用に開発したネットオークションシステムを用い、中古PC等を落札できるようにする。また、並行してユーチューブからオークショニアが商品状態を説明する「リアルタイム実況」も交える。
11月にはパシフィックネットの既存卸売先の中古PC事業者に向けて限定的にプレオープンし、1回でノートPCやデスクトップPCの山を11ロット・のべ300台を出品したところ全ロットが落札された。「出来高は非開示だが、最初の(=発句時の)価格合計から約2倍の価格となる出来高を上げた。従来の卸売価格相場より約2割高く売れた」(老川賢取締役)
来年3月のグランドオープン以降は、月1~2回の開催を計画。1回5000台、年間12万台の出品を見込んでいる。グランドオープンに先立ち、今月から既存卸売先以外の買い手会員の募集をする予定だ。
第525号(2021/12/10発行)1面