LINNAS Kanazawa、金沢で物々交換の催事　ネット経由で40人集まる

ファッションに特化した物々交換だ

昨年開業した宿泊施設リンナスカナザワ（石川県金沢市）が物々交換の催事を実施し、県内外から約40人を集めた。SNSやプレスリリースなどで告知し、洋服やハンドメイド雑貨などが持ち込まれた。商品には持ち主の思いが綴られたタグが付けられ、受け取り手はそこに返答を書き込み、ものを介して参加者の交流が図られた。

2日にわたって開催された物々交換催事「Fashion Swap Meet」には計37人が集まった。参加費は1ドリンク付きで1000円。東京や富山などの県外からも参加者がおり、衣類・本・雑貨・ファッション小物・インテリア用品などの古物が集結し、年齢性別問わず会場は盛況だった。

タグには持ち主と受け取り手の双方の書き込みが

特徴は、手放す商品にタグを付すことだ。持ち主がなぜそれを出品したのかがそこで説明され、一般的な古物にメッセージという付加価値をつけた形。受け取り手はそこにさらに返信を書き、最終的にそれぞれの思いを乗せた独自タグが壁に張り付けられた。

一方で課題もあった。持ち主の思いがあまりに強すぎて、出品には向かない商品も目についた。たとえば、かなり着古したブランド衣類など。「次回開催時には出品物がプレゼントに適しているのか、その点も確認できれば」と担当の伊藤千夏さんは説明した。

担当　伊藤千夏さん

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