コメ兵HD、25年度売上1000億へ
2022年06月23日
ブランドリユース最大手のコメ兵HD(愛知県名古屋市)は6月16日に開催した戦略説明会で、2025年度に売上高1000億円を目指すと発表した。訪日向け販売の回復と国内での小売店の出店増を織り込むほか、アジアへの海外展開を加速させる意向だ。チェーンでのリユース売上が1000億円超となれば、ブックオフ、ゲオに続き3社目となる。
国内・アジアで出店加速
3年で100店舗体制へ
コメ兵HDの石原卓児社長(左)とK−ブランドオフの山内祐也社長
コメ兵は前期に32店舗を出店しており、来年度までに新店を計100店まで増やす目標を掲げる。
新規顧客開拓は同社の「KAITORI GO」などの催事によって行う。催事利用客の7割が新規顧客であることに触れ、今期は130回の催事をテストマーケティングも兼ねて実施する。また海外店舗のうち、タイ・バンコクの2店舗が好調に推移しており、年内にも販売店として3店舗目を出店する計画。
第538号(2022/6/25発行)1面