中古トレカ店を展開するトレカ地方(愛知県豊橋市)は6月18日、トレカ地方浜松店を開店した。中古トレカの販売や対戦スペースの提供だけでなく、浜松餃子やビールを出すなど、居酒屋機能も備える。従来よりも高い年齢層の顧客を獲得していきたい考えだ。
画材専門のリユース店も
中年層に訴求
トレカ地方は駅前のビルに店を構える
同店は21時まで営業し、つまみセットやアルコール類などを提供する。ポケモンにちなんだお酒のメニューも考案。親族が酒類を提供する店を経営していたことも手伝って、飲食店の機能を実装した。従来の豊橋店では小中学生の来店も目立ったが、新店では仕事帰りのサラリーマンの来店を狙う。「他店では自販機でのドリンクの提供が主流。弊店の強みはお客との距離の近さにあるため、より楽しんでもらえる業態を考えた」と大学4年生の安藤愛里代表。
強みを駆使して採用もした。新店にスタッフとして立つのは、もともと豊橋店の常連だった人物だ。その人から「カードショップをやりたい」という相談を受け、ちょうど2店舗目を検討していた安藤氏は新店への協力を依頼した。
安藤愛里代表
第538号(2022/6/25発行)21面