パタゴニア、環境問題考える 絵本出版
2022年07月09日
アウトドア用品などを展開するパタゴニア(日本支社:神奈川県横浜市)は、環境問題の現状と解決策を描いた児童向け絵本の販売を開始した。幼少期から環境問題について知ることで、考える機会や環境に配慮した取り組みを選択する動機付けを狙いとする。
テーマとしては、海洋汚染の危険性とリサイクルの利点、地球を救う手助けをするために子供たちに何ができるかを話し合うもの。児童向け絵本の出版は同社初の試みとなり、本の最後には海洋汚染の規模を明らかにする事実を紹介し、毎年816万トンのプラスチックが海洋に流出しているという具体的数値の情報も記載している。また、絵本に使用されている素材は消費者から回収された再生紙100%で製作。
第539号(2022/7/10発行)5面