一括査定サイト「おいくら」運営のマーケットエンタープライズ(東京都中央区)は、6月1日より加盟店向けに「おいくらMEO」を開始した。自社ツールにより、グーグルマップ上の表示内容を分析した「指示書」を発行、検索の上位表示を促す。
独自の「指示書」で検索上位に
おいくらMEO
武田三青氏
MEO対策とは、グーグルビジネスプロフィール(GBP)等の情報を充実させ、検索結果の上位表示を目指すもの。店舗の写真を投稿する、顧客にレビューを書いてもらい返信を行うなど、その手法は近年急速に体系化されてきた。
おいくらMEOでは、ツールを用いて、20項目の「指示書」を発行する。指示書では、ユーザーに有益な店舗の情報が適切に記載されているか、適切な枚数の写真が設定されているか等の分析内容を記載し、利用店舗に改善を促す。グーグル上に登録のある競合店舗との情報比較にも対応する。
MEO対策により検索結果の上位3番目以内に入れば、店舗の集客力が大きく高まる。サービスを担当する武田三青氏は「グーグルでは、検索ユーザーの現在地を自動認識して、最適な検索結果を表示する。そのためグーグルマップ上での上位表示が、確度の高い依頼や顧客の獲得に繋がる」と解説する。
今春の試験運用では、大阪の総合リユース店で月間表示回数を10倍に増やし、表示順位を高めた。料金は月額2万2000円(初期費用4万円)から。
第539号(2022/7/10発行)7面