家電引取6年連続増、回収率64.1%で過去最高
2022年08月30日
経済産業省は6月、家電リサイクル制度の施行状況の評価・検討に関する報告書を発表した。2020年度には1602万台の家電が処理され、6年連続増。家電の回収率は2019年度に64.1%となり、過去最高だった。
家電リサイクル法は「エアコン」「ブラウン管式・液晶式・プラズマ式テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」の4品目を対象としたリサイクル制度。2001年より施行され、小売店に対して廃家電の引取と製造業者への引き渡しを義務付けている。
報告書によると、2020年度の家電引取台数は1602万台となり、6年連続の増加。回収率の高まりが数値を押し上げた。一方で回収がピークを迎えた2010年と比較すると1万台ほど少ない。2010年は家電エコポイント制度の開始やアナログテレビの放送終了を受け、買い替えが活発だったため、他年と比べ引取台数が突出している。
第542号(2022/8/25発行)20面