Facebook社が社名を「Meta(メタ)」へ変更することを発表し、話題になったメタバース。「仮想世界」や「仮想現実」を意味する言葉で、さまざまな領域で活用が模索されている。世界中の人とつながる場としても期待されており、商機が広がりそうだ。リユース企業の参入も徐々に増加しており、新たなチャネルとして注目を集めそうだ。
ゲーム感覚で〝買い物体験〟
メタバースとは、超越を意味する「Meta(メタ)」と世界を意味する「Universe(ユニバース)」から形成された造語で、現実とは違う次元の世界。つまり、現実世界に体がありながら、仮想空間内で自身の分身となる「アバター」を用いて自由に行動・体験できる3次元空間のことを指す。
1992年に発表されたニール・スティーブンソンのSF小説「スノウ・クラッシュ」の世界から名づけられたと言われている。
企業の活用法としては、主にはメタバース内にテナント料を支払い、店舗を出店。または、メタバース空間を自社で開発して運営を行う方法に分けられる。
第551号(2023/01/10発行)6,7面