「長期保証で安心感」保証期間、長さで競争

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「リユース市場予測」

「長期保証で安心感」保証期間、長さで競争

2023年01月14日

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リユース市場予測2023 長期保証で安心感

中古品の1番の魅力は割安感だ。ただ、それだけを訴求していては、ユーザー層は広がっていかない。そこで、保証期間を従来品より長く設け、安心して使えることをうたうリユース企業が増えている。割安感に加え、品質の高さを裏付ける保証が新たなユーザー層を獲得できるか注目を集めそうだ。

安心感が生む新たなユーザー層

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保証の充実は6割強が重視

消費者庁が行った令和3年消費者意識基本調査によると、消費者が商品やサービスを購入する際に「価格の安さ」を85.1%が重視していると回答している。それと並んで、「アフターサービスや保証の充実」は、62.5%が重視していると回答。このことから、安さだけでなく、購入する際に保証が求められていることが分かる。

そんななか、中古スマホにおいて、保証期間を伸ばして「割安感」と「安心」をうたうサービスが増えている。日本テレホン(大阪府大阪市)は昨年11月末、新ブランド「NtelCertified S」を発表。中古スマホの中でも高品質が認められた端末に対し、1年の自然故障に対する無償交換保証を付けて販売する。

N-tel Certified Sの対象はバッテリー性能99%以上の新品に近い未使用品。これはリユースモバイルガイドラインで「Sランク」にあたる。専用ソフトでデータを消去した後、他社へ提供する。

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第551号(2023/01/10発行)8面

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