3月27日から4月2日まで、今年も開催された「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ」に古物業界が沸きましたね。前身のSIHH(ジュネーブサロン)から現開催名になって早や3年、リアルな展示会が行われるようになってから2回目となった今回。ロレックスを筆頭に様々な新作発表がありました。すでに各所で新作に対する国内市場の反応や講評を目にされているかと思います。今回、私が気になったのは海外市場の動きでした。
ロレックスの公式サイトでは、3月27日、日本時間の15時30分頃に新作情報が掲載されましたが、聞くところによれば海外では一足早く、日本時間13時頃にリーク情報が駆け巡っていたそうです。
ロレックス急上昇、コロナ沈静化で国内も上昇気運
その影響もあったのでしょうか、海外市場ではロレックス相場がものの一日でガラリと一変したそうです。わかりやすい例として、香港市場では今回カタログ落ち(=ディスコン)したミルガウスは、30%ほど値を上げたそう。ここまでではないですが、新型が発表されたデイトナも、前型の116500LNは30万円近く高くなりました。
第558号(2023/04/25発行)15面