「日本の古本屋」がサーバーダウン

日本最大規模の古書店サイト「日本の古本屋」が4月10日から使えない状態に陥った。復旧したのは4月14日。全国の古書組合加盟店1000店舗が利用していることもあり、古書店や利用者からの困惑の声がネット上に広がった。一体何があったのか。「日本の古本屋」事業部長の小野祥之さんに話を聞いた。

約1週間停止。月の売上6分の1減少

メンテナンス中に「日本の古本屋」のトップページに出されていたお知らせ

東京都古書籍商協同組合（以下：古書組合）が運営する「日本の古本屋」は4月8日（土）10日（月）の午前中にかけて、管理者画面である「自店在庫システム（通称ZIZAI）」を更新するため利用を止めた。

その後10日（月）に新システムに切り替えたところ、直後にサーバーがダウン。様々な解決策を試したが修復できず、「切り戻し（元のシステムに戻す）」案が提案された。

「いずれは新システムにしなければいけないのだからと、17日（月）10時までの復旧を目指し、作業をの続けることにしました」と小野さん。

第560号(2023/05/25発行)13面