インターネットが登場して間もない頃に産声を上げたエスエヌシー(SNC、大阪府大阪市)。企業向けにIT周りの困りごとを解決するBPOサービスと、PCリユースで成長してきた。前期の年商は25億円強。上場企業SHIFT(シフト)のグループに入り、事業を拡大中だ。SNCの中近芳樹社長に話を聞いた。
BPOとPCリユースで年商25.8億
グループで連携、情シス支援
企業のIT周り困りごと解決
エスエヌシー(SHIFTグループ)
中近 芳樹社長
大阪・日本橋に店舗
楽天で販売拡大も
── まず、SNCはどんな会社として始まったか教えてほしい。
中近 1997年に社員3人で創業した会社です。98年辺りから、企業向けにIT部門のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシングの略。企業運営上の業務やビジネスプロセスを専門企業に外部委託すること)サービスをメインにやってきました。
例えば企業がPCを導入する際、当社が窓口となり、機種の比較をしてあげたり、メーカーと価格交渉してあげたりなどします。導入後のキッティング(各種設定やソフトウェアのインストールなどを行う作業全般のこと)や、ソフトがきちんと稼働するかどうかのテスト、また何か不具合が起きたときにヘルプデスク的な対応もします。
第561号(2023/06/10発行)9面