小売りを行うリユース店の収益力はどれくらいあるだろうか。月商のほか、商品点数や売場の広さから、店舗運営が成り立つモデルを分析していく。
(1)平均月商:1800万円(2店舗及び、新品と中古品込み)
(2)平均月間客数:-
(3)中心客単価:10万円前後
(4)中心商品単価:10万円前後
(5)粗利率:-
(6)売場坪数:湘南店は120坪、大阪店は100坪
(7)商品点数:2店舗合計で800点ほど(中古品が約4割)
(8)在庫回転日数:-
STANDARD STORE
初心者も乗りやすいボードをメインに揃える
サーフボードショップ「STANDARD STORE」(運営:マーキュリー、神奈川県藤沢市)は中古品の販売も行う。湘南店と大阪店の2店舗で扱う商品数は800点ほどで、中古品が約4割を占める。下取りで中古品を仕入れる同業者も多いため、高品質なハイエンド商材に絞り差別化を図る。
中古品のうち、約6割が委託販売品だ。ユーザーが手放したくない状態の良いボードや人気ブランド商品の販売もできるようにするため。店頭商材は、自社の通販サイトにも掲載。高品質のボードを売る店舗だと発信し、人気商品の買取依頼を増やす。中古品も6万円以下のボードは扱わず、中心商品単価は新品価格の6〜7割の10万円前後だという。
第563号(2023/07/10発行)10面