「リユース売上ランキング2023」ベスト250社が出そろった。最大手のゲオホールディングスは2000億円が間近となった。物価高などを背景に、安価にモノを購入できるリユース店の需要が上がり、前年から増収を遂げた企業が増えている。売上順に注目企業を紹介する。
国内企業の中で、リユース事業での年商が2000億円を超える企業が間もなく現れる。業界最大手(1位)のゲオホールディングスだ。2022年度において、1996.4億円(前年比118.5%)を上げた。古着を中心とした専門店や総合リユース業態の「セカンドストリート」が、成長をけん引。23年3月までに目標としていたセカンドストリート800店を達成した。尚、本紙がリユース売上ランキングならびに市場規模推計の調査を開始して以降、1位を維持している。
2位は、1013億円(前年比111%)のブックオフグループホールディングス。古本店チェーン最大手で、業態によっては総合リユース商材を扱う。国内ブックオフ事業においては、直営既存店売上高が年間を通じて前期を上回ったほか、海外事業も好調で業績を伸ばした。
第564号(2023/07/25発行)1~10面