愛知県蒲郡市、メルカリ活用 「財源」と「雇用」リユースが生む
2023年10月26日
愛知県蒲郡市は昨年5月より、メルカリショップスで状態の良い粗大ごみを販売する試みを続けている。今年10月から蒲郡市シルバー人材センターと連携し、販売を強化する実証実験を開始。シルバー人材の起用により、月間6品の出品を、100品まで増やす。
環境省の実証実験
シルバーが活躍
メルカリショップスのフォロワーは1500名を超える。蒲郡市のほかに岡山県岡山市、静岡県三島市、岐阜県関市などがメルカリを活用する
同市は愛知県東部に位置。フルーツや魚介類、温泉など、自然が豊富な地域だ。しかし環境が良い一方、人口は減少傾向で、空き家等も増加。対策として「サーキュラーシティ蒲郡」を掲げ、そのなかで循環性の高いものづくりビジネスの創出を目指している。
そうした中、同市は22年5月よりメルカリ(東京都港区)およびソウゾウ(同)と連携し、メルカリショップスを活用した粗大ごみのリユースに取り組んでいる。
価格は中古市場の半額程度に設定。お値打ち感や物珍しさから注目され、メルカリショップスのフォロワーは1500名を数える。
第570号(2023/10/25発行)24面