今年3月、マイクロソフト(米)は「ウィンドウズ10」(以降「10」)のサポートを25年10月14日に終了すると発表した。事業者にとっては「ウィンドウズ11」(以降「11」)へ移行する必要があり、リユースPCを取り扱う事業者には商機となりうる。一方、コロナ禍でのテレワーク特需を経ていることから、従来に比べ需要が限られ、予測が難しいという声もある。
「10」→「11」一筋縄じゃない移行
メディエイターのパソコン市場巣鴨店。店内にはWin11搭載モデルのほか、クロームOSのPCも。
パソコンのOSソフト「ウィンドウズ」は、サポートが終了するとセキュリティのリスクが大きくなる。インターネットに繋いだり、外部の記録メモリを入れたりするのも、危険とされる。
そのため、今年3月に「10」サポート終了が公表されてから、徐々に入れ替えの機運が高まっている。
これまでも、「ウィンドウズXP」から「ウィンドウズ7」への移行、「7」から「10」の移行はリユース事業者にとって商機になってきた。しかし、今回の「11」へ移行するにあたり、需要予測は相当難しい。
第571号(2023/11/10発行)11面