「名古屋着物市場」が発足、1月に初競り
2023年11月17日
リユース着物のEC販売事業者、みやがわ(静岡県富士市)が「名古屋着物市場」を立ち上げた。会場は名古屋で、来年1月24日に初競り予定。市場発足以前から、大手買取店などと提携し多数の品を集められていたという。
EC販売事業者「みやがわ」が主催
「名古屋着物市場」の初競りを来年1月24日に予定
会員を募集中で、現時点では20社以上の参加見込みが立っている。1回に2000点ほどの着物や帯、反物や和装小物などを山や単品で競り、1500万〜2000万円規模の出来高を目指す。個人から買取りをしている業者が売りで参加するため、ウブ荷が中心となる見込み。
同社は古物商歴25年で、創業来リユース着物を扱っている。EC台頭を受け、業界内ではいち早く複数モールでリユース着物の販売を手掛けてきた。主に楽天市場などで販売している。
市場については、会費3000円(昼食代込み)、入会・年会費なし。開催は毎月24日(12月のみ別日)。基本手競りでぽんやり方式だが、同額の場合に競り上がり方式に変える。会場住所は愛知県名古屋市中区栄3丁目35-44カームアートビル5F。
「初心者の方にも安心してご参加いただけますよう、和やかな雰囲気を大切に、市場運営してまいります」(宮川武士社長)
東京や大阪と比べて主力の着物市が少ない中部エリアで存在感を高めていきたい考えだ。
第572号(2023/11/25発行)3面