動産のリースバックサービス「cashari」を提供しています。一度売却し資金を受け取った後も、利用料を払いながら使い続けることができる。買取りではないので物を手放したり、質預かりのように物を預ける必要もありません。査定の依頼や代金の受け取りはオンライン経由でできます。リスクも高いので、犯罪収益移転防止法と同じ基準で厳重に本人確認を行います。
「売却後も手放さない」選択肢の浸透図る
ガレージバンク
山本 義仁CEO(35)
コンセプトは「モノ資産の価値把握」。物を買ったらお金が消えると考えがちですが、リースバックは物の価値を換金して次に行動に繋げることができます。例えば、カメラを買って撮影に行きたいけど旅費がない場合、カメラをリースバックすればいい。撮れた写真で仕事に繋がれば、利用料が払えます。借金は未来の自分が返さないといけませんが、リースバックの場合は常に手元にあるものでやるので、何も追ってきません。借金の心理的なハードルを下げ、挑戦しやすい社会になれば良い循環が回せると思います。
第575号(2024/01/10発行)7面