創業時はスマホの修理から始めました。ですが携帯修理市場は、右肩下がりが続いています。もう10年ぐらいやっていますが、2016年頃がピークでした。現在は最盛期の半分くらいまでになってしまった印象です。新品の販売台数が増えてないですし、壊れにくくなりました。
中古スマホ、消費者に馴染みがない
ブループリント
中村 友昭社長(34)
他の業態にも目を向け、買取りも行う直営店を8店舗運営しています。買取りの集客を支援するフランチャイズの本部、アクセサリーの販売にも注力してきました。今期の着地が12~13億円ぐらいでしょうか。中古スマホが、売り上げの7割を占めます。
中古スマホ市場は伸びていますが、ゲオやソフマップなど大手が牽引しているからだと思います。ですので個人が参入して勝てるかは、今後難しくなるでしょう。かつてはスマホの修理や買取店は、雑居ビルの中で買取金額を高くし、買取後に物流を回すといったモデルでした。参入障壁が低くサービスのレベルも高くなかった。今後生き残るには接客が大事で、弊社はそこで勝負をしています。お客さんからしたら、大事な端末を預けられるかを見ていると思います。
第575号(2024/01/10発行)9面