「カセットテープ」の人気が再燃している。中古市場でもカセットテープの取引数は10年で4倍に増えた。今後、高齢者の生前・遺品整理などで、さらなるカセットテープの放出が見込まれる。しかし、レコード等に比べてリユースが難しいようだ。
カセットのリバイバル
ヤフオクでは人気4倍
近年、山下達郎やテイラー・スウィフト等がカセットテープで曲をリリースしており、カセットテープのリバイバルに拍車をかけている。
カセットプレイヤーは現在でも新品が存在し、ブルートゥース接続した音源をカセットテープへ録音する機能を備えた、令和最新版ラジカセもある。
こうしたカセットのリバイバルは数年前から続いており、中古市場における取引数も年々増加している。ヤフーオークション上の取引数と平均落札額を「オークファン」で調査したところ、2014年に2.6万件だった「カセットテープ」の取引数は2023年に9.7万件と約4倍に増加。平均落札額も2318円から3683円に上昇している。
第583号(2024/05/10発行)13面