二次流通参入支援が増加
2024年06月08日
企業のサステナビリティへの関心が高まる中、メーカーや小売企業の二次流通への参入を支援するサービスが増えている。ワールドのグループ会社で「ラグタグ」を運営するティンパンアレイが、パタゴニア日本支社への買取サービスの提供を開始。今年夏にはゲオホールディングスも表明しており、一次流通企業のリユース参入が増えていきそうだ。
ワールドGのラグタグも参入
パタゴニア日本が
買取プログラム
パタゴニア日本支社が買取プログラムを開始した
ワールドグループでブランド古着の買取販売を行うティンパンアレイは、5月から衣料品買取の仕組みの提供を開始。同社が展開する「ラグタグ」の買取スキームを提供することで、一次流通企業の衣料品の循環を支援する。その第1号として、アウトドア企業のパタゴニア日本支社が開始する買取プログラム「Worn Wearプログラム」に提供する。
ラグタグは、提携先企業専用の買取フォーム機能を開発。査定業務や商品管理、出品作業を行い、提携先企業で販売を希望する場合は、商品を納品。買取のみの場合は、ラグタグで販売を行う。
パタゴニアのケースでは、渋谷の店舗で8月4日までの期間限定で、買い取った商品の販売を実施。その後も直営店での販売を予定している。
第585号(2024/06/10発行)32面