ウェブ・ECをバリアフリーに キタムラも導入、訴訟リスク減

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ウェブ・ECをバリアフリーに キタムラも導入、訴訟リスク減

2024年06月09日

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Reuse×Tech

Kiva(東京都中央区)のウェブアクセシビリティサービス「ユニウェブ」は、視覚・知的障がい者に使いやすいサイトを手軽に用意できるサービスだ。4月から「改正障害者差別解消法」が施行されたことで、大手・上場企業を中心に拡がりを見せている。5月には「カメラのキタムラ」を運営するキタムラ(東京都新宿区)も導入を決めた。

4月から義務化
「合理的配慮」とは?

Kiva 通常の表示(上)通常の表示
(下)注意欠陥・多動性障害(ADHD)に配慮した表示

Kiva 色覚障害者に配慮した状態(上)色覚障害者に配慮した状態
(下)視覚障害者に配慮した状態

政府が4月から改正障害者差別解消法を施行したことで、これまで民間事業者にとって努力義務とされていた「合理的配慮」の提供が義務化された。

「合理的配慮」とは、社会生活の中にあるバリア(障壁)に対して、障がい者から何らかの対応を求められている場合に、負担が重すぎない範囲で対応することである。例えば車椅子利用者向けにスロープを付けるなどだ。

オンライン上でも合理的配慮が必要となる。オンライン上での合理的配慮は「ウェブアクセシビリティ」と呼ばれ、障がいがある人でも、年齢的・身体的条件に関わらず、ウェブで提供されている情報にアクセスし利用できる状態が必要になる。

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第585号(2024/06/10発行)18面

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