「ドスパラ」のサードウェーブ 新社長に井田氏

「ドスパラ」運営のサードウェーブ（東京都千代田区）は8月1日より、現在副社長の井田晶也氏が取締役社長兼COOに就任すると発表した。07年から同社代表を務めていた尾崎健介氏は代表取締役会長兼CEOとなる。

BtoB事業を強化へ

左：尾崎健介 新会長　右：井田晶也 新社長

同社はPC専門店「ドスパラ」等を運営し、PCブランド『GALLERIA』、『raytrek』等の企画・販売などを手掛けている。PC・パーツ・スマホのリユース事業も展開する。社長交代を契機に、これまでBtoCを中心としていた事業をBtoBに拡大・強化する。生成AI市場が広がりを見せる中で、同社の高性能PCを強みに、エンタープライズ領域への影響力を高める。

井田氏はインテル（同区）を経て23年にサードウェーブに入社した経歴を持つ。新たな体制下で、2025年までに1億台のAI対応PCを世に送り出し、今後3年で法人事業の売上高を2倍に引き上げる。また、現在約760億円の総売上を1000億円まで増やす目標を掲げる。

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