中古レコードの世界【第40回】ニューヨークの店舗とアメリカの事情について (1)

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中古レコードの世界【第40回】ニューヨークの店舗とアメリカの事情について (1)

2024年07月27日

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中古レコードの世界第40回

プロフィールにも書いておりますが、ニューヨークのブルックリンで中古レコード店「Face Records NYC」を運営しております。よくお店の成り立ちの経緯などについて尋ねられるので、今回はこの件について書きたいと思います。

お店は開店して今年で6周年を迎えました。アメリカの会社は2016年6月に弊社100%子会社のFTF USA INCを設立し、少し前にやっと8期目の決算も終わりました。

憧れのアメリカで店を出したきっかけは

FTF レンガ壁のブルックリンの店舗レンガ壁のブルックリンの店舗

アメリカに店を出したい...。もともとアメリカの音楽が大好きで、頻繁に買い付けに行っていたので、アメリカへの憧れもありました。そんな気持ちが大きく膨らんだのが、2015年頃、佐久間 裕美子さんの書籍「ヒップな生活革命」に出会ったことです。「ヒップスター」なる、生活に独自のこだわりを持った若者たちのムーブメントがアメリカ国内で勃興していることを知りました。彼らは地産地消にこだわった生活をし、洋服なども米国製、クラフトビールや非チェーン店のハンバーガー、ハンドドリップコーヒーを好みました。

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第588号(2024/07/25発行)25面

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