「2025 バスケユニフォーム」NBA古着集めるファン増加
2025年01月09日
今、市場規模を伸ばしているスポーツが「バスケットボール」だ。オリンピックで日本代表が活躍、海外に挑戦する日本人選手が登場するなど、トピックスも多い。その影響は、二次流通にも徐々に表れているようだ。NBAチームユニフォームの古着がリユース店で売れ始め、今後更に流行する可能性を秘めている。
日本プロバスケ市場拡大を受け
選手人気・年代が影響
年300着売れる店も
トレジャー・ファクトリー(東京都千代田区)の中古のスポーツ用品やアウトドア・キャンプ用品の専門業態「トレファクスポーツアウトドア」では、各店に10~20着のバスケのユニフォームを置く。他のスポーツ用品に比べ商品数が少ないものの、同屋号全店でバスケユニフォームの2024年の売上は、前年比2倍となった。
価格帯は1万円以下がほとんどだが、なかには2万~3万円の単価がつく品もあるという。高値がつき人気があるのは、かつて活躍したレジェンド選手のユニフォーム。マイケル・ジョーダンやスコッティ・ピッペン、コービー・ブライアントやデニス・ロッドマンなどだ。
「引退した選手のユニフォームは新たに作られないので、希少性が高い。NBAは毎年ユニフォームのデザインが変わるので、買取りする際は選手名の次に年代を重視しており、レア度の高さやどのチームに所属していたかを確認します」とトレファクスポーツアウトドア多摩南大沢店の湯川将太ストアマネージャーは話す。
第599号(2025/01/10発行)4面