販売店から買取スカウト
新品中古鉄道模型専門店のモデルバーン。買取り客の大半が長年鉄道模型を趣味としてきた、50〜60代の男性。「嫁に処分するように言われて...」、「売ったお金で新しい模型を買おうと思って!」などと、同店に持ち込む。目の肥えた愛好家を相手に、上田登店長は買取りを行っている。
「買取りで成約しなくとも、悪い印象を残さず販売のお客さんとして来てもらえるように工夫をしています」
モデルバーン(東京都渋谷区) 上田 登店長
基本的な査定方式を明確化
新品の半額=再販価格→そのうち6割が買取額
基本的な買取り方式を明確にしておくことで、お客から信頼を得ることができる。
新品の買い物の仕方を見て、買取客をスカウト
商品の8割以上が新品の同店。お客の買う物や買い方を見て、持っている鉄道模型の質や量を想像するのが上田店長のテクニック。
高価な新品をまとめて買うお客は要チェック。「ジャンク品には目もくれず、数万円する新品模型を一度に複数買うお客様は、状態の良い物や未開封の物を持っていらっしゃる確率が高いんです。そんな方に買取りもしてますよと声をかけます」。
また「2回目以上のお客さんには『好きになって長いの?』などこちらから話しかけるようにして、リサーチすることも心がけています」。
415号(2017/05/10発行)13面