ハッピープライス、ブランド古物市にICタグ

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ハッピープライス、ブランド古物市にICタグ

2017年09月28日

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落札品確認を瞬時に

時計・ブランド品・貴金属の買取販売や古物市場などを手掛けるハッピープライス(東京都港区)が、オークション商品管理にICタグを導入した。

ICタグの読み取りボックスICタグの読み取りボックス。バイヤーが買付けた商品の箱を台車ごと入れれば、丸ごと瞬時に確認可

バイヤーは仕入れ後の落札商品確認の時間と手間を、大幅に短縮できる。

オークション出品物には、予め商品情報が紐づいたICタグを取り付ける。この状態で競りにかけ、各バイヤーが落札した商品は順次スタッフが段ボールに仕分ける。バイヤーが会場を出る前の商品確認時、段ボールごと専用の筐体(きょうたい)に入れるだけで落札した商品が漏れなく揃っているかチェックできる。「一度に約80商品分まで読み込め、1秒もかからず確認できます」(武居大地常務)

同社はバイヤーの顧客満足度を高めるため、ICタグシステムを自社開発した。従来は伝票と全落札商品を目視で確認していたが、特にオークション終了直後は窓口が混雑し、バイヤーを1時間ほど待たせてしまうこともあったと話す。ICタグで正確な確認作業を行いつつ、バイヤーの待ち時間短縮につなげる。

同社はこのICタグを、毎週金曜開催のブランド平場市「ハッピー東京オークション」の9月22日の競りでテスト的に導入。今後本格運用を目指す考えだ。

ハッピー東京オークションの競りハッピー東京オークションの競り

同オークションは月間1万〜1万3000点を出品する古物市。ブランド品を中心に、時計、ジュエリー等を扱う。

424号(2017/09/25発行)4面

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