サザンエンジニア 日焼けサロンへ中古マシン提供
2018年04月18日
気になるニッチリユース
サザンエンジニア
日焼けサロンへ中古マシン提供 「すべてはコンサルから始まる」
日焼けマシンの中古販売と、サロン経営コンサルを行なっているのがサザンエンジニア(東京都八王子市)だ。同社は創業して10年。高橋伸治代表はかつて、日焼けサロンも10年運営していた。
「国内に純粋なメーカーはない」(高橋代表)と言うように、同社が取り扱う中古マシンのほとんどは、本場ドイツから仕入れたものだ。代表的なメーカーはエルゴライン。売値の中心は100万〜150万円。現在、サロンを中心に月間3〜4台を売り上げる。
▲ホームページに掲載のエルゴラインなどの商品
同社のポリシーについて、こう話す。「強みはクリーンな商売。購入の要望を受けても、まずはそのサロンに中古マシンを導入すべきかどうか、一緒に考えます」(高橋代表)。
コンサルティングは次のように進んでいく。「現状ある機種のラインナップは?」「稼働してどれくらい経つ?」「UVランプの交換頻度は?」「価格帯は(何分で何円か)?」。場合によっては、既に扱っている機種なら売らないこともあったり、ランプの交換が全くなされていなければ交換を勧めたりもする。
価格帯を聞いて、「30分で1000円ですか?それじゃコスパが悪いので、買わないほうがいいです」と提言することもあると言う。
これまで取引してきたサロンは100店以上。「コンサルをして、未だマシンを販売していない所もあります」(高橋代表)と言うように、販売ありきではない姿勢を徹底している。
メンテナンスが業界の課題
高橋代表曰く、全国に600店以上ある日焼けサロン以外でも、最近はトレーニングジムなどでもマシン導入されることがあると言う。
「ランプ交換などマシンのメンテナンスは業界全体としてきちんとなされていない傾向にあると思います。大切にしたいのはエンドユーザー、サロン、販売店のウィンウィンウィン。質の高い日焼けサービスの提供・享受ができる世の中にしていきたい」(高橋代表)。
▲高橋伸治代表
第437号(2018/04/10発行)11面