《仕事ができる人の1日》マルチタスクをこなすカギは「付箋」
2018年05月01日
仕事ができる人の1日
通勤時間に英会話の勉強、電子書籍でビジネス書
マルチタスクをこなすカギは「付箋」
株式会社アンカーネットワークサービス
営業本部 広報・社会貢献担当
山口 奈緒さん
品川技術専門校(現・東京都立城南職業能力開発センター)情報処理学科卒業後、システムエンジニ アとして8年勤めたものの向いていないとわかり、障がい者支援のNPO法人に転職。この時、独学で介護福祉士、大学の通信講座で社会福祉士と精神保健福祉士の資格を取得。その後、中古情報機器の会社で、障がい者の就労支援を進めるアンカーネットワークサービスと出会い、2014年に入社。広報・社会貢献担当として、イベント企画やHP、FBの更新を行う他、OA機器の解体作業の業務委託先(障がい者施設)を開拓している。
山口さんの業務は多岐にわたる。
「仕事上、大事にしているのは、業務を期限までに間に合わせること、そして、やることを忘れないことの2つです」と山口さん。
忘れないための工夫として、手帳にはタスクを書いた付箋を数多く貼っている。「今できることは先に済ませ、その分、考える時間が必要な仕事にじっくり取り組めるようにしています」。
業務が重なった時でも、ある程度準備ができたものは一旦忘れて、別の業務に集中する。そうすることで、同時にいろいろなタスクを進めることができると言う。
読書はスマホの読み上げ機能で
新興国への支援活動など、外国人と接する機会もあることから、山口さんは1年前からラジオの英会話講座を毎朝聞いている。
また、電子書籍はスマホの読み上げ機能を使用して通勤時間に読書。「音声が伴奏者のような役割を果たしてくれ、今までなら読み切れなかった本も、最後まで読めるようになりました」。
日々、仕事に全力投球している山口さん。「このスタイルが続けられるのも、主人の支えがあってこそ」と話す。在宅でデイトレーダーの仕事をしているご主人が家事全般を担当している。そんな忙しい山口さんを癒してくれるのが、愛犬のチワワのちぃちゃん(11歳)と、ぽん太くん(0歳)、くぅちゃん (2歳)だ(下記写真左から)。「何をしても可愛いんです。寝るときも一緒です」
山口奈緒さんの七つ道具
山口さんのデスクにある七つ道具。飲み物を入れるボトルとカップ、その右隣はハンドクリームとしても使えるヘアワックス、ネイル。どちらも良い香りがする。「仕事の前にちょっと付けると、気持ちが上がります」と山口さん
忘れないために付箋を活用
手帳には付箋にやることを書いて貼っておく。予定がずれても付箋なら場所を移せるので便利。また、その日のページがすぐに開けるように別の付箋(写真ではアルパカの付箋)を貼っている
▼デスクの下には足用消臭ス プレーを常備。足裏マッサ ージもできてリフレッシュ
第438号(2018/04/25発行)11面